大人気マンガの「SPY×FAMILY」ですが、人気の秘訣の一つが「背景」だって知っていましたか?実は綿密に計算された「背景」があるからこそ、多くの人の心を掴んでいるんです。
今回はスパイファミリーの様々な「背景」を紹介します。
【スパイファミリー】背景① 舞台設定
舞台となる国や時代については公表されていないものの、1950~60年代のヨーロッパ(ドイツ?)がモデルになっている可能性が高いです。
このマンガ、主人公ロイドの“スパイ”という設定以外にも、登場人物の細かな所に至るまでしっかり設定されているのが特徴です。誰が主人公になっても良いほど、各キャラクターが作り込まれています。
スパイファミリー
真面目な背景の中でめっちゃ日常ギャグ的なノリが流れるのめちゃ面白い(^-^)アーニャ面白可愛い pic.twitter.com/J8fF39F6HN— こぬ (@depp1551) July 24, 2019
スパイ、殺し屋、エスパーの3人が偽装結婚…というと、とてもシリアスなストーリーを連想しがちですが、物語の多くはホームコメディのような、どこか癒されるような内容となっています。このあたりは、好みが分かれそうなところ。個人的にはアーニャの暗い生い立ちと、それを感じさせない明るい性格がツボです。
【スパイファミリー】背景② 背景の作画
これわかってくれる人いたら握手したいんだけど、スパイファミリーの背景の描き方めちゃくちゃセンスあると思わん?作者さんが描いてるのかわからないけど、作者様の1枚絵のセンスもめちゃくちゃ好きだ!
— とーや (@touyaxxx) March 15, 2021
これ、私も感じました。世の中には背景を緻密に描き込んだマンガがたくさんありますが、 「スパイファミリー」は何というか、“ちょうどいい”んです。ギャグシーンにあまり細かな背景画は似合わないとか、建物などの描写は細かい方がリアリティがあって良いとか、とにかくバランスが良い。
個人的に一番好きなシーンは、アーニャがダミアンを殴るところだったりします。
【スパイファミリー】背景③ 表紙の背景
スパイファミリーの背景色と同化する息子氏 pic.twitter.com/9ybZWpKsAJ
— とりろ (@byoukitoissho) November 4, 2021
単行本の背景色は全巻で統一されています。素直にカッコいい。ちなみに使用されている色のRGBバランスは、R160 G192 B192となっていて、「ぼやけた青色」と表現されるんだとか。
「スパイ」というイメージにとても良く合っていると思います。表紙からはシリアスな内容を連想しますね。これがコメディ全開の中身とセットになると、バランス感がすごいです。
ところで「スパイファミリー」の表紙では、各キャラクターが必ず椅子に座っているのに気づきましたか?この座っている“椅子”にも秘密があるんです。気になる方はこちらの記事も読んでみてください。
【スパイファミリー】表紙に使われる“椅子”に隠された秘密とは?
【スパイファミリー】背景 まとめ
「舞台設定」「作画」「表紙の色」のについて、“スパイファミリーの背景”という観点で紹介しました。様々な要素が計算されていて、本物のスパイくらい緻密に考えられていますよね。
アニメではどんな色使い・タッチで公開されるんでしょうか。このドタバタ感がどう表現されるのか、今からとても楽しみです。
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