【スパイファミリー】表紙に使われる“椅子”に隠された秘密とは?

「スパイファミリー」の表紙には各巻の主要キャラクターが登場しますが、必ず椅子に座っているのに気づきましたか?実は座っている椅子には秘密があるんです。

今回はスパイファミリーの表紙に描かれる「椅子」にフォーカスしてみたいと思います。

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【スパイファミリー】1巻の椅子

秘密とは、「各キャラクターが往年の名作椅子に座っている」というところなんです。

まずは1巻の表紙を見てみましょう。

主人公ロイドが座っているこの椅子は“Le Corbusier(ル・コルビジェ) LC2” という椅子です。実物はこんな感じ。

スチールパイプとクッションで構成されたこの椅子は、椅子としての合理性をとことん追求した形と言えると思います。任務遂行のために手段を選ばず、最短距離で結果に結びつける“スパイ”にとても似合う椅子なのではないでしょうか。

「ル・コルビジェ」とは1887年にスイスで生まれた、近代建築の巨匠です。幾何学形態、黄金比率に特化した建築家として有名なんだとか。

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【スパイファミリー】2巻の椅子

2巻の表紙は娘のアーニャが登場します。座る椅子がこちら。

実はこの椅子にも元ネタが存在します。それが“ジョージ・ネルソン マシュマロソファ”です。実物はこんな感じ。

このソファ、元々はデザインの為ではなく、コストダウンの為に考案された形なんだとか。生地をたくさん使うより、小さなブロックを集めた方が安いのでは?という発想だったようです。しかし実際は部品をつなぎ合わせるのにコストがかかり逆に割高になってしまったという、ちょっと面白い逸話となっています。でもこのデザインが話題となり、後にミッドセンチュリーを代表する名作椅子となりました。

個人的には、超能力を持ちながら好奇心旺盛なアーニャにとてもよく似合っていると思います。アーニャの頭の中が、固定概念にとらわれずカラフルに彩られているような、そんなイメージが伝わってきます。

【スパイファミリー】3巻の椅子

3巻の表紙はロイドの妻となるヨルさんです。座る椅子がこちら。

一度は聞いた事のある“イームズ”夫妻が作った、“ラ・シェーズ”という椅子です。1948年に作られたそうですが、当時は技術の関係で作るのが相当難しかったんだとか。

こちらの椅子のデザインには複数の由来があるようなのですが、最も有力なのは、芸術家「ガストン・ラシェーズ」のふくよかな人体彫刻「フローティング・フィギュア 」をモチーフにしているのでは、という説です。

確かに、形が似ていますね。

ヨルは殺し屋としての一面がある一方で、家族思いで優しい一面も持ち合わせているキャラクターです。この椅子が採用されたのは、ヨルの美しさや優しさを表すのに最も適した作品だったからではないでしょうか。

【スパイファミリー】他の巻の椅子

既にこの“椅子ネタ”は有名なようで、たくさんの人がコメントを挙げています。

どこまで連載が続くかは不明ですが、きっと作者は登場するキャラクター全員に似合う椅子を用意しているんだと思います。椅子オタクでなくても、これから出てくる新巻に誰が登場するのか、そしてどんな椅子に座るのか、ワクワクして待つことができますね。

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