【呪術廻戦】夏油傑が闇落ちしたのは優しすぎたから?

呪術廻戦

『呪術廻戦』に登場するキャラクターの中でも高い人気を誇る夏油傑(げとうすぐる)ですが、闇落ちした原因の一つは”優しすぎた”から、という意見が挙がっているようです。

非術者である一般人を「猿ども」と呼び、その命を奪うことに何の抵抗も無くなってしまうほどに闇落ちしてしまう夏油傑。これだけ聞くと優しさから遠く離れた存在にも思えてしまいますが、どのようなところが”優しすぎる”のでしょうか。

今回は夏油傑が”優しすぎた”と言われる理由と、闇落ちに至った経緯との関係を解説します。

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【呪術廻戦】夏油傑は優しすぎた?

結論とすれば、闇落ち前の夏油傑は優しさを多分に持ったキャラクターであったと言えるでしょう。高専二年生の頃の、夏油傑の優しさを表現しているシーンは幾つも存在します。

代表的なのが原作漫画9巻。後輩である灰原に遠方での任務が任せられたとき、お土産に何が欲しいかを聞かれるシーンで夏油は「悟も食べるかもしれないから甘いのかな」と答えます。

同級生で親友の五条悟が甘党だったため、自分の好みよりも優先してお土産をリクエストする夏油傑に優しさを感じずにはいられません。

しかしこのシーン、実はもう一つの優しさ、そして夏油傑の弱さが含まれているんです。

実はこの頃の夏油傑は、呪霊を祓うことと体内に取り込むことの連続から、かなり食欲を無くしていたようなんですよね。本来であれば、底抜けに明るい灰原の言葉に対し「お土産は要らない」と答えたかったのかもしれません。しかし夏油が口にしたのは自分の食欲や悩みではなく、親友の好みでした。

恐らく灰原に自分の悩みを打ち明ける事で灰原に負担となってしまう可能性まで考えての発言なのだとしたら優しすぎ、と感じる一方で、自分に近しい人間には簡単に悩む姿を見せないという姿勢には夏油傑の人間的な弱さも感じてしまいます。(その後登場する初対面の九十九由基には自身の悩みを語っています)

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【呪術廻戦】夏油傑が闇落ちしたのは優しすぎたから?

夏油傑が闇落ちした理由にも、夏油の優しさが表現されています。

闇落ち前の夏油傑は「呪術は非術師を守るためにある」と考えていました。呪力という面で弱者である非術師を守ろうとするその姿勢は親友の五条悟ですら持ち合わせていないもので、実際夏油傑は非術師を守るために身を粉にして任務にあたりました。

闇落ちする直接的なきっかけとなったのは旧■■村での任務。直近に任務にあたった星漿体 (せいしょうたい) ・天内理子の護衛の一件で、守る価値もない存在を守るために戦い続ける、呪術師という生き方に気持ちが揺らぎ始めた夏油でしたが、旧■■村で非術師の醜さを見た時ついに限界が訪れます。

かつてその優しさゆえに”弱者生存”を唱えていた夏油傑ですが、この時から明確に非術師を「猿ども」として排除する対象にします。

闇落ちしてからも形は異なるものの、夏油傑はある意味優しさともとれる行動をとっています。

過激な手段ではあるものの、自分が守ると決めた対象を最期まで守ろうとする姿は、まさに「優しすぎた」と言えるかもしれません。

【呪術廻戦】夏油傑は優しすぎた? まとめ

夏油傑は優しすぎたが故に、他人に簡単に悩みを打ち明ける事ができず、更には敵を排除することでしか信念を貫くことができませんでした。

夏油傑の優しさに感動したファンの多くは、闇落ちしてもなお夏油傑に感情移入してしまうようですね。

クールな立ち振る舞いの内側からにじみ出る優しさから、ファンの間では主要キャラクターの中でもトップクラスの人気となっています。

羂索(けんじゃく)に身体を乗っ取られてしまう姿にショックを隠せませんが、物語のクライマックスでは五条悟の手によって解放される未来が待っているのでしょうか。今後の展開がとても楽しみです。

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