システム手帳が書きにくいと感じたときの対処法

文房具

システム手帳が書きにくい…そんな経験、一度はあるのではないでしょうか? ペンがスムーズに走らない、リングが邪魔で手が痛いといった状態のままでは、書きたいのにストレスが溜まる一方。この記事では、そんなシステム手帳の「書きにくさ」に悩むあなたに、ちょっとした工夫で快適に使えるようになる方法をご提案します。リングが邪魔な時の対処法から、意外と知らない便利な使い方まで、手帳生活が楽しくなるヒントをたっぷりとお届けします。

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システム手帳が書きにくい原因:1.ペンが走らない

ペンがスムーズに走らない問題は、システム手帳ユーザーにとって非常に一般的な悩みです。書くことが快適でなければ、手帳を使う楽しさも半減してしまいますよね。ここでは、ペンが滑らかに走らないときの原因と対処法について掘り下げていきましょう。

原因がリフィルの紙質にある場合

まず、ペンがスムーズに走らない主な原因は、使用しているリフィルの紙質にあることが多いです。低品質の紙はインクの吸収が悪く、筆記時にインクのにじみや滲みが発生しやすくなります。また、紙の表面が粗いと、筆記具のペン先が引っかかり、スムーズな筆記が困難になることがあります。

対処法としては、まず紙の質を見直すことをお勧めします。システム手帳のリフィルには様々な種類がありますが、実は日本製のリフィルは紙質が良く、鉛筆からボールペン、万年筆に至るまで多くのペンタイプに対応しているため、筆記性が高まります。

手帳用のリフィルとして有名なのは、レイメイ藤井から出ている「ダ・ヴィンチリフィル」です。手帳専用に薄く作られているものの、書きやすさや万年筆でも裏抜けしない紙質はとても評判がよく、システム手帳リフィルの定番として多くの文房具店で並んでいます。

その他にもライフ株式会社から販売されるノーブルリフィルや、NOLTYのBindexシリーズも有名です。紙質や紙の厚さをはじめ、使用しているペンとの相性は幾つかの種類を実際に試してみないと判断がつかないかもしれません。個人的なオススメは、2023年末に新しくシステム手帳用のリフィルが発売されたツバメノート。私は現在万年筆を使用していますが、裏抜けも無く発色も良いので重宝しています。

原因がペンにある場合

次に、ペン自体の選択も重要です。リフィル紙がしっかりとしていても、使用するペンが適していなければ書き心地は良くなりません。例えば、油性ボールペンではなく、水性ボールペンやゲルインクペンを選ぶと、より滑らかに書くことができます。これらのペンはインクの流れがスムーズで、紙の上を軽く滑るように書けるため、手帳用には特に推奨されています。

原因が書き方やペンの扱いにある場合

また、筆圧が強いとペン先が紙に食い込み、書きにくくなることもあります。筆圧を軽減するために、ペンの持ち方を見直したり、書くスピードを調節することで、より良い書き心地を得ることが可能です。手帳を使う際は、長時間快適に書けるよう、自分に合ったペン選びと持ち方を見つけることが大切です。

ペンのメンテナンスも忘れてはなりません。使っているペンが汚れていたり、インクが古くなっていたりすると、書き味が悪くなることがあります。定期的にペンの掃除を行い、インクの補充を忘れずに行うことで、常に最良の状態で手帳を使用することができます。

システム手帳での書き心地を改善するためには、これらの対策を総合的に行うことが重要です。リフィルの紙質の見直し、適したペンの選択、筆圧の調整、そしてペンのメンテナンスを通じて、書くたびにストレスフリーな時間を楽しむことができるでしょう。

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システム手帳が書きにくい原因:2.リングが邪魔

リングでリフィルを綴じるシステム手帳の魅力の一つに、カスタマイズの自由度が高い点がありますが、肝心なリングが邪魔で書きにくいと感じることもしばしばです。特に、リングの位置が手に当たってしまい、長時間の筆記には不向きと感じる方も多いでしょう。ここでは、リングが邪魔で書きにくい問題を解決するための具体的な対処法を紹介します。

リングの左側のページが書きにくい場合

まず基本的な対策として、リングの位置に注意することが重要です。多くのシステム手帳ではリングが中央に配置されているため、右利きの人は左側のページに書き込むときに小指の付け根がリングに当たってしまい、書きにくいと感じることがあります。

この問題に対してはまず、ページを完全にひっくり返して書くという方法が有効です。これにより、リングが手に触れることなく、スムーズに書くことが可能になります。ただしその為にはバインダーを180度以上開くことが前提で、表紙と裏表紙をくっつける必要があります。多くの革製バインダーは、そのような使い方ができません。

革製でそのような使い方をしたい場合、オススメなバインダーは「PLOTTER」です。この手帳は1枚革と金具のみというシンプルな構成でできていますので、手帳を180度以上開くことも難しくありません。

次に、リフィルを取り外して書く方法もあります。これは特に細かいメモや図を描く際に便利で、リフィルを一時的に手帳から取り出して書くことで、リングに邪魔されずに済みます。書き終わった後は、元の位置に戻すだけです。

リングと紙の段差が気になる場合

また、リングの大きさを選ぶことも一つの解決策です。小さめのリングを選ぶことで、書くスペースが広がり、手にリングが当たる不快感を軽減できます。

バイブルサイズの手帳では、リング径(内径)が19mmくらいのものが一般的ですが、これは普通のリングノートに比べて金具が大きいため、確かに段差が気になるかもしれません。リング径は他にも8mm、11mm、15mmといった小さなものがラインナップされていますので、書きやすさと持ち歩きたいリフィルの枚数に応じてバランスをとることが重要です。

私は以前、リング径19mmの手帳を使っていたのですが、現在は11mmに落ち着いています。毎日持ち歩きたいリフィルって、実はそこまで多くないんですよね。

一方で、クリエイティブな解決策としては、リングの邪魔を気にせずに書くための特別なリフィルやアクセサリーを使う方法もあります。例えば、あたぼうステーショナリーの「スライド手帳」。リフィルの両側にリング穴があるので、常に右側だけに記入するといった使い方ができます。

もし既にバインダーもリフィルも揃っていて、それでもリングとリフィルの段差が気になるという場合には、リフィルの配置を見直すという手もあります。よく書き込むページを、できるだけバインダーの後ろ側、最後のページに近いところに配置することで、左側のページに書き込む際にもリングの頂点とリフィルに段差が生まれにくくなります。

これらの対策を講じることで、リングが邪魔で書きにくい問題は大きく改善されるはずです。システム手帳のカスタマイズ性を活かしながら、より快適な筆記体験を実現しましょう。それぞれのユーザーのニーズに合わせた最適な解決策を選ぶことで、システム手帳はさらに使いやすいツールとなるでしょう。

システム手帳が書きにくいと感じたときの対処法 まとめ

システム手帳の使い勝手を左右する重要な問題、ペンの滑りとリングの干渉に対する対処法を解説しました。

ペンがスムーズに走らない問題には、高品質のリフィルの使用や適切なペンの選定が効果的です。また、リングが邪魔で書きにくい問題には、リフィルの取り外しやリングのサイズ選びが重要になってきますが、すでにお持ちの手帳でも配置を考える事で解決できる場合があります。

これらの方法を適用することで、システム手帳の利用がより快適になり、日常の筆記体験を大きく向上させることが可能です。それぞれのニーズに合った最適な解決策を選ぶことで、手帳を最大限に活用しましょう。

 

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