「ブルーピリオド」の中に登場する、美術部部長の森先輩。基本的に恋愛要素の少ないブルーピリオドですが、高校生八虎と森先輩に恋愛は芽生えるのでしょうか?
今回は森先輩と八虎の恋愛について考えていきます。
【ブルーピリオド】森先輩は八虎をどう思っている?
・恐らく恋愛対象として意識していないが、嫌いではない
小柄でおっとりした性格の森先輩。いわゆる“リア充”とはかけ離れた彼女ですが、以外にも八虎に最初から普通に話せます。普通、年下とはいえ金髪+軟骨ピアスの学生が近づいてきたら、だいたい敬遠するんですけどね。八虎が美術部に入った時の周りの反応がまさにそう。
周りとは違って森先輩は、美術素人の八虎にイチから絵を描くことの難しさや楽しさを教えます。とはいえ会話は美術に関することのみで、森先輩が八虎に特別な感情を持っていることを示すシーンはありません。
そもそも森先輩は美術に熱中しているので、八虎でなくても恋愛というものに興味が無いのかもしれませんね。
八虎を“可愛い後輩”と思うことはあっても、“好き”かは考えていない。そんなところでしょうか。
【ブルーピリオド】八虎は森先輩をどう思っている?
・今は“憧れ”の感情が強い?
八虎が美術の世界にのめり込んでいくきっかけになったのは、森先輩の描いた1枚の絵です。
美術の授業課題である「私の好きな風景」に取り組む八虎に森先輩がアドバイスしたとき、八虎は顔を赤くし明らかに“ドキドキ”しています。
もちろん「自分の描く絵に対するアドバイスとして嬉しかったから」、という考え方もありますが、これは森先輩のことを一発で好きになってしまってもおかしくない胸キュンシーンです。また八虎は森先輩の絵の上手さをとても尊敬している事が、会話の端々からわかります。
しかし八虎もまた、物語の中で森先輩を異性として意識するシーンは描かれていません。少なくとも八虎が高校生の間は、八虎の中で森先輩は一人の“憧れの先輩”にとどまっているようです。
【ブルーピリオド】森先輩と八虎の恋愛を予想
森先輩と八虎が急接近する重要なシーンが、「お互いの絵を交換する」ところではないでしょうか。
森先輩は卒業祝いという形で、八虎に絵を描いてほしいと頼みます。
このシーンで、森先輩は「矢口君の絵が好き」と言い、八虎も「先輩の絵が好き」と返します。
そこに恋愛感情があるかは定かではありませんが、絵を通してお互いが接近するとても良いシーンですよね。
森先輩は描きたい絵しか描けない自分と八虎を比べ、最高の言葉で八虎を応援してくれます。
結局森先輩の卒業まで、八虎が森先輩にこの時ほど接近することはありません。森先輩卒業後も2人がすれ違いになるシーンは幾つかありますが、そこでも恋愛には至りません。
しかし八虎は自分の部屋に森先輩から贈られた絵を飾っていますし、後に体調を崩したとき、別の人(高橋世田介)を森先輩と見間違えるシーンもあることから、八虎は無意識かもしれませんが森先輩を意識している事がわかります。
八虎が大学に行った後、このあたりの伏線が回収される可能性があると思います。
【ブルーピリオド】森先輩と八虎 まとめ
ブルーピリオドはあくまで主人公八虎の成長物語。そこに無理やり恋愛ストーリーを持ってくるのは下衆な発想かと思いますが、森先輩と八虎のやり取りを見ているとなんだかムズムズしてきますよね。2人の間が今後縮まるような展開になれば、またご紹介したいと思います。
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