大場つぐみ原作、小畑健作画による大人気マンガ、プラチナエンド。
そういえば、「プラチナエンド」というタイトルにはどんな意味が込められているのでしょうか?
今回は「プラチナエンド」に隠された意味について深堀りしていきたいと思います。
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【プラチナエンド】タイトルの意味①:物語の結末
プラチナエンド最後まで読んだ 愉悦 あのエンディングはぞわぞわした 神秘とホラーの境目だった
— 無花果 (@mimine51687167) August 8, 2021
そういえばプラチナエンド最後まで読んだんだけど結構壮絶な終わり方だった..!
でも個人的には好きだなぁ..— つぶす (@jinjinkur) April 25, 2021
プラチナエンドやっと最後読めたけどこんな感じ pic.twitter.com/V0JejlRsfP
— 土鍋ごはん (@donabe_gohaaan) February 16, 2021
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
結論から言うと、最終的に神になるのは中海修滋(なかうみしゅうじ)という中学生です。
元々自殺願望があり、赤の矢を使って死を望む人を手助けしていた中海ですが、同じく神候補であった科学者、米田教授に心酔します。死の世界を知りたいという米田教授のため、自身が神になることを決意します。
中海が神となった後、主人公の架橋明日は花籠咲と一緒になり、花屋を開きます。物語はすべて丸く収まり、ハッピーエンドかと思いきや…
神となった中海は、世界中にいる苦しむ人間をたくさん見てしまいます。それまで「死にたい者は死ねばいい」と考えていた中海ですが、「人間には頑張って生きてほしい」と次第に考えが変わっていき、混乱します。
最終的に、中海はある決断を下します。それが“神の自死”。
中海が神となる前の米田教授によれば、神の生死は人間とは無関係であり、神がいなくなっても人間に影響は無いだろう、と考えられていました。しかし結果として、全ての人間が神消滅に合わせて消えていく事になります。
明日と咲も例外ではなく、他の人間と同じく消えてしまいます。
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【プラチナエンド】タイトルの意味②:主人公の最期
この作品から、作者が残したかったメッセージとは何か。その答えのカギとなるのがタイトルにあると思います。
「プラチナエンド」を日本語訳したとすると…私としては「最高の結末」となります。
消えてしまう間際、主人公の明日は咲に自分が幸せだった事を伝えます。そもそも明日は、自分の幸せを見つけるため、神候補となった後に力を使おうとしていました。
咲と共に幸せを手にし、その幸せの真っ最中に消えていく。他の人間のことはさておき、物語の主人公としては最高の結末となったのではないでしょうか。
【プラチナエンド】タイトルの意味 最後に
決して全人類がハッピーエンド、という物語ではありません。しかし、主人公架橋明日にとって、ラストはまさに「プラチナエンド」であったのではないでしょうか。
なかなか理解が難しい物語ではありますが、読みごたえのある面白い作品でした。2021年秋にはアニメ化もされるので、どんな作品になるのか楽しみですね。
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