「プラチナエンド」と「デスノート」。小畑健と大場つぐみのタッグという点が両者で共通しています。他には「バクマン。」がありますね。
今回は「プラチナエンド」と「デスノート」の共通点と違いについて比較していきたいと思います。
DEATH NOTEとプラチナエンドを一気読みした。ギミックが面白く、次が気になる見せ方でぐいぐい読んでまった。絵が一貫してクオリティ高くてすごい。原作者さんとはたぶん価値観が合わないけれど、漫画としてのパワーがめちゃある作品だなと思った。
— 南 (@3_7_3_00) August 8, 2021
はじめに プラチナエンドのストーリー
人生に絶望して中学校の卒業式の日に飛び降り自殺を図った架橋明日は、特級天使のナッセに命を救われ、次代の神候補に任命された。超人的な力を手にした明日が、ほかの神候補と戦いながら自身の幸せを模索するファンタジー。
「マンガペディア」より引用
プラチナエンドとデスノート ストーリーの共通点
原作と作画が同じ両者。まずは共通点からみていきましょう。
・主人公が超人的な能力を持つ
プラチナエンドは“赤の矢”“白の矢”“翼”を天使から与えられます。デスノートでは“ノート”を使います。“白の矢”と“ノート”には「人を殺める」という共通の使い方がありますね。
余談ですが原作読者の中では白の矢より赤の矢が人気のようです。
↓赤の矢に関する記事はこちらから↓
【プラチナエンド】赤の矢を使ってできること
・天使または死神が主人公に寄り添う
プラチナエンドでは“天使”が3種類の力を主人公に与えます。天使の名前はナッセ。
デスノートではリュークという“死神”が主人公に寄り添います。
死神が「神」とどういう関係なのかは定かではありませんが、天使も死神も神に近い、人間界と別次元に存在するものとして扱われています。「人間では無い何者か」が主人公に寄り添い、力を与えるところは両者で似ていると言えそうです。
プラチナエンド、今持ってる3巻まで読んだ。
話はちょっと複雑で難しいけど、すごい面白い。デスノートとは真逆で天使ってのもいい!
アニメが楽しみだな!!!— haji🤖 (@hajiiiiiiiii_10) August 8, 2021
・能力だけでは勝てない頭脳戦
プラチナエンドでは、主人公である架橋明日が同じく天使から力を与えられた生流奏といった相手と頭脳戦を交えます。対してデスノートは主人公の夜神月とL(エル)が頭脳戦を繰り広げます。
もっともプラチナエンドは赤または白の矢を相手に「刺す」事で勝敗を決めていくので、基本的にはデスノートより実戦が多い印象ではあります。しかし単に隙を見つけて刺すだけではなく、相手の心理を読み取って戦いを進めるところは、デスノートに似た緊張感をストーリーに与えています。
プラチナエンドとデスノート ストーリーの相違点
・主人公の考え方
プラチナエンドでは主人公である架橋明日が、人生に絶望し自ら命を絶とうとするところから物語がスタートします。それゆえ彼の最終目的は「幸せになること」。自分だけでなく周りも含めて幸せになるよう、力の使い方を考えながら行動します。そんな明日は、人を殺める事ができる白の矢を簡単には使おうとしません。
それに対しデスノートの主人公夜神月は、力を得てから「自分の考える正義」の為にノートを使います。
“人を傷つけて良いのか”という問題に対し、両者は全く異なった考え方をしているようです。
・「神候補」と戦うか、「人間」と戦うか
プラチナエンドでは「神候補」が複数人いるため、時には戦いが発生します。
デスノートはノートを持つ主人公と、人間である天才少年が頭脳戦を繰り広げます。
どちらも現実離れした話ではあるものの、次々に神候補が登場するプラチナエンドはどちらかというとファンタジー要素がデスノートより大きいと感じます。
プラチナエンドのストーリー 最後に
原作と作画が同一人物の為か、どこか似たような雰囲気のある両者。でもストーリーには異なった方向性がみられます。
2021年10月からはアニメも公開されるプラチナエンド。アニメでどのような形で放送されるのかも楽しみなところですが、デスノートは実写映画化もしているので、実写化もあればいいなと個人的には思います。
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