マクドナルドの店舗には、「直営店」と「フランチャイズ(FC)店」の2種類があります。どちらも同じハンバーガーを注文できますが、利用する私たちにとって、見分け方はあるのでしょうか。
今回はマクドナルドの直営店とFC店の秘密に迫ってみたいと思います。
【マクドナルド】直営店とフランチャイズ店の違いは?
「直営店」とは、日本マクドナルドが直接運営に関わっている店舗のことを言います。
「フランチャイズ(FC)店」とは、マクドナルドと契約した会社が“のれん分け”してもらった店舗のことを言います。
FC店の場合、本社から通達される売り上げ目標の目安はあるものの、ほとんどの場合店舗の売り上げ目標は契約した会社が独自に決めているそうです。また店舗内のルールについても、直営店よりはFC店の方が自由度が高かったりします。
FC店はマクドナルド本社に対し、売り上げの3%を「権利使用料(ロイヤリティ)」として、更に売り上げの4.5%を「広告宣伝費」として支払うことになっています。このロイヤリティと広告宣伝費は、他のフランチャイズ経営と比べて比較的高額なんだとか。それでも「マクドナルド」というブランド力は凄まじく、経費がその分かかってもなお高利益をたたき出す店舗も少なくないようです。
【マクドナルド】フランチャイズ店の見分け方は?
パッと見ただけで直営店とFC店を見分ける方法はありません。
営業許可証を見れば見分けられるという意見もあるようですが、営業許可証をまじまじと見る機会もそう多くは無いでしょう。また店舗の外観、クルーの服装からは直営店かFC店かを見分けることは不可能だと思います。
違いがあるとすれば、「FC店には必ず“オーナー”がいる」というところくらいです。ただこのオーナーも常に店舗にいるわけではなく、契約している会社の社長がオーナーだったりするケースもあるため、探し出すのは困難でしょう。
あとは可能性の話になりますが、店舗独自のサービスが展開されているような店舗はFC店かもしれません。私がよく行く店舗はFC店(店員さんに聞きました)なのですが、独自の取り組みとして各席にひざ掛けが用意されていました。公式HPで紹介されていないサービスが展開されている場合、FC店であると予想することはできるかもしれないですね。
フランチャイズ店の社員はマクドナルドの社員?
一般の利用客にとって、自分が良くいく店舗が直営店なのかFC店なのかはそれほど重要な問題ではないように思います。でも働くとなれば話は別。果たしてFC店で社員になった場合、それはマクドナルドの社員なんでしょうか。
結論としては、FC店の社員はマクドナルドと契約している別会社の社員ということになります。
給与や社会保障など、雇用条件はその別会社によって決まります。そのため給与は日本マクドナルドが採用情報として提供している初任給とは異なります。
FC店に入社後、直営店に移動になるといったケースは無いと考えて良いでしょう。逆に同じ会社が経営する別のFC店に移動になることはあるかと思います。
「マックのアルバイトやるんだ。」定年退職をした先輩。「え?バイト」耳を疑った。「うん。バイトして業務を覚えてからしかフランチャイズのオーナーになれないんから、まずはバイトから。マックのオーナーになりたいんだ。」笑顔が溢れた。夢はいつからでもスタートできる。人生は自分で楽しむんだ。
— みずた社長 (@mizutaCEO) May 20, 2021
【マクドナルド】フランチャイズ店の見分け方は? まとめ
昔はFC店の方が接客の質が良くなかったりといった情報もありましたが、最近ではサービス面でも見分けがつかないくらいのFC店も少なくありません。
外観や店内の様子から直営店とFC店を見分けるのは至難の業だと思います。どうしても気になる時は、学生アルバイトではなさそうな、比較的年配のクルーに声をかけて質問してみると良いかもしれないですね。
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