「私が天に立つ」
ソウル・ソサエティへの反逆を表明したとき、藍染が言った言葉です。
ブリーチの作中、最も長期間にわたって一護との戦いを繰り広げた藍染惣右介ですが、彼が天に立つ目的は一体何だったのでしょうか。
今回はブリーチで描かれた、藍染惣右介の真の目的を考察します。
藍染の目的たしかに謎
— かず (@underbird0810) July 25, 2018
【ブリーチ】藍染の目的 可能性①完全な力が欲しかった
藍染は浦原喜助が崩玉を作り出してからずっと、崩玉を手に入れることにこだわっていました。
崩玉とは持ち主の願いを叶えてくれるアイテムだと藍染は語っており、実際崩玉と融合した藍染は強大な力を手にします。では、“力”において全ての頂点に立ちたかった、というのが目的でしょうか。
私は違うと思います。
もし崩玉の能力が藍染の予想通りなのであれば、一護との戦いに敗れた際、崩玉によって更なる力を手にできたからです。でも実際は、一護との戦い以降藍染の力の成長はストップしています。このことから藍染の目的は自身の力の成長ではなかったと推測できます。
戦いの後で一護は、藍染と戦った際に「孤独のようなものが伝わってきた」と語っています。自分と同じくらい強い存在を求めていたのではないか、あるいはいっそ平凡な存在になりたいと思っていたのではないか、と。
しかし一護の説にも矛盾点が存在します。物語が進むと藍染は再登場を果たしますが、見ようによっては以前より強力になっている存在として描かれているからです。もし一護に敗れ、いっそ平凡になりたかったのであれば、その通りの存在になっているはず。
これらの情報から推測すると、藍染は単に力を求めていたわけではない、と考えられます。
【ブリーチ】藍染の目的 可能性②世界を作り直そうとした
藍染の言葉で、こんなものがあります。
「勝者とは常に世界がどういう物かではなく、どうあるべきかを語らなければならない」
藍染は自分が戦いに勝つと信じ、そのうえで“世界がどうあるべきか”を考えていた可能性があります。
文字通り自らが「天に立つ」ことで世界を作り直す。そう考えていたとしたら、四肢が無く封印され、もはや「楔(くさび)」でしかない“霊王”の存在は確かにジャマだったでしょう。霊王を倒す為には力が必要で、更なる力を得るために崩玉の能力を利用した。これなら話のスジは通ります。
ただ、肝心の“どんな世界にしたいか”については藍染の口から語られていません。それ故にこの可能性も少し疑問が残ります。
【ブリーチ】藍染の目的 可能性③自由になりたかった
藍染は孤独と共に、“誰かに支配された世界で生きる”ことの理不尽さや窮屈さを感じていた可能性もあります。霊王による支配から解放されるため、自らが世界の頂点になることを望んだのかもしれません。
藍染惣右介の目的が未だにわからない。霊王を殺して自分が霊王に成り代わろうとしてたんかな?でもアレだよ四肢切断&モノ扱いだけど、、
— ゆきまる。 (@yukimaru_B) October 14, 2017
世界を作り直すつもりも、誰かを支配するつもりもなかった。ただ自由になりたかっただけなのかもしれません。
【ブリーチ】藍染の目的 まとめ
個人的には、3つの可能性の中で一番シンプルな「③自由になりたかった」に一票です。皆さんはどう思われますか?
作品の中では「霊王を倒す」ことが目的のように描かれていますが、本当の目的を推測してみるのも楽しいですよね。
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