【ブリーチ】黒崎一護の父親、一心の正体は?ユーハバッハが本当の父?

漫画

ストーリーが進むにつれ、徐々に只者ではないことがわかってきた黒崎一護の父、黒崎一心。果たして彼の本当の正体とは何なのでしょうか。

そして更に、一心の正体が判明してスッキリしたところに現れる、ユーハバッハという最期の強敵の存在。ユーハバッハは一護を「我が息子」と呼ぶのですが、これは本当の父親は一心ではないという意味なのでしょうか。

今回はブリーチに登場する一護の父、黒崎一心について、そして最期の敵となるユーハバッハとの関係について解説していきます。

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【ブリーチ】黒崎一護の父親、一心の正体は死神!どれだけ強い?

一心は元護廷十三隊の十番隊隊長。当時の名前は志波一心。

一護ですら物語の中盤まで知らなかったこの事実。一心は死神だっただけでなく、なんと隊長格だったんです。死神だったという事は、斬魄刀も持っているということ。ここからは一心の斬魄刀の能力を紹介していきます。

斬魄刀の名前は「剡月(えんげつ」

一護の「斬月」とは名前が違う一心の斬魄刀。霊圧を刃にまとわせることでホロウを斬ります。始解のときの合言葉は「燃えろ 剡月」。剡月を使った技は作品の中で幾つか登場します。

一つは一護も使う、「月牙天衝(げつがてんしょう)」という技。斬魄刀の名前は違うものの、もしかすると血縁関係にある死神は同じ技を繰り出せるのかもしれません。ただ一護は基本的にこの技を遠距離で使うのに対し、一心は近距離で使用します。

もう一つは「顎割(あぎとわり)」という技。破面(アランカル)となったグランドフィッシャーを斬った技になります。(技の名前は本編に登場しませんが、後にファンブックで名前が付けられました。)この時のグランドフィッシャーは巨大な大きさでしたが、顎割は斬魄刀を更に巨大化させて一刀両断する技として描かれています。

一心は卍解が使える?

一心が卍解をするシーンは、結局作品の中で描かれませんでした。でもさすが隊長格、卍解ができること自体は作品の中で判明しています。

卍解は身体に大きなダメージがあると使えない事が分かっています。戦いの中で負傷した為に使えなかったのか、それとも人間界で長期間義骸に入っていたから使えないのかは分かりません。では、一心の卍解とはどのようなものと予想できるでしょうか。

考えられることは、「一護の卍解とは外見や能力が異なる」ということです。一護が朽木白哉との戦いで初めて卍解の姿を見せた時、その姿や刀の大きさから「それは卍解とは言わない」と語っていました。おそらく朽木白哉は、かつて10番隊の隊長であった一心の卍解は知っていたでしょうから、少なくとも外見は一護の卍解とは違っていたと言えます。また一心の死神としての強さはスピードに比重を置いたものではない為、スピード特化型の一護の卍解とは能力も違うと推定できます。

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【ブリーチ】黒崎一護の父親、一心の過去とは?なぜ現世にいる?

護廷十三隊の十番隊隊長であった一心がなぜ人間界におり、一護の父親となったのか。そこには一護の母、黒崎真咲との出会いが関係しています。

当時隊長として現世に訪れた一心は、改造された虚と一線を交えて窮地に陥ります。そこを助けに入ったのが黒崎真咲。虚に嚙みつかれながらも倒すことに成功した二人でしたが、傷が原因で真咲が虚化しかけてしまいます。助ける条件は、真咲と自身を繋ぐこと。その為には同じく現世にいた浦原喜助の作った“特殊な義骸”に入る必要がありました。真咲が最期まで虚化しなかったのは、一心がずっと傍に寄り添ったからというわけです。

ではなぜ、真咲が現世を去った時に一心は死神に戻らなかったのか。ここで今度は息子の一護が登場します。

一心との繋がりで抑え込んでいたとはいえ、真咲の内には虚が潜んでいました。真咲が亡くなった後、虚は一護の内に潜むようになったのです。真咲と繋がっていた一心は、真咲を亡くした後一護と繋がることで、死神に戻らなかったというわけです。

【ブリーチ】黒崎一護の父親、一心の死亡説って本当?

ブリーチにおける“ラスボス”、ユーハバッハとの戦いで一心は重傷を負います。その後最終話まで一切物語に一心が登場しないことから、読者の間では「ユーハバッハとの戦いで死亡したのでは」という意見が飛び交いました。

でも漫画とは別の方向から、一心が生きているという事実が明らかになります。それが「小説版BLEACH」。

漫画でも最後、一護が織姫と結婚し子供を授かる姿が描かれていますが、その様子については小説版の方がより詳しく説明されています。小説版の中ではルキアの為に刺繍をする織姫を気遣う、優しい一心の姿が描かれているんです。

小説版でも細かい新情報を入れてくるあたりが流石です。

【ブリーチ】黒崎一護の本当の父親はユーハバッハ?

物語の最終章【千年血戦編】で、一護たち死神と敵対する存在として登場するユーハバッハ。ユーハバッハは滅却師(クインシー)の祖で、ヴァンデンライヒ(見えざる帝国)を率いてソウルソサエティ(尸魂界)に攻撃を仕掛けます。

ユーハバッハは黒崎一護に対し、「闇に生まれし我が息子よ」と語りかけています。

でも黒崎一護は死神である黒崎一心の息子ですよね。その血統ゆえに、死神代行として圧倒的な力を発揮できたのだと思うのですが。一護自身、息子と語りかけられてもピンときていない様子。

ではなぜ、ユーハバッハは一護を「息子」と呼ぶのでしょうか。

ユーハバッハは全ての滅却師の祖

ユーハバッハはヴァンデンライヒ(見えざる帝国)の指導者であり、全ての滅却師の祖先です。

その能力は「全知全能(ジ・オールマイティー)」。未来に起こる全てを知ることができるその能力ゆえ、誰もユーハバッハを傷つけることができません。更に霊王の右腕を吸収することで、その能力は「未来改変能力」にまで進化しました。

ユーハバッハの能力はそれだけではありません。戦闘能力以外に、「他人に自身の魂を分け与える」ことも可能です。魂を分けられた相手は滅却師となることから、ユーハバッハは「すべての滅却師の祖」であると言えるようです。

一護の母、真咲は滅却師だった

一護の父は確かに黒崎一心なのですが、母親である真咲は滅却師(クインシー)でした。

滅却師には純血統と混血統が存在し、より滅却師としての能力が高いのは純血統。真咲は純血統でしたが、彼女の中には虚(ホロウ)が宿っていました。

ユーハバッハは一護が生まれた後に「聖別」と呼ばれる滅却師の選別と力のはく奪を行っており、心に虚を宿した真咲は純血統にもかかわらず「不浄」と判断され、滅却師の力をはく奪されてしまいます。その為一護が虚に襲われた時に戦うことができず、一護を庇って命を落としてしまいます。

ユーハバッハは血のつながった子孫を「息子」と呼ぶ

以上の経緯から、黒崎一護の中には「滅却師の血」が流れていたことになります。ユーハバッハは自身の魂から派生した全ての滅却師を「子」と表現するため、ユーハバッハによれば黒崎一護は「息子」である、という事のようです。

実際に黒崎一護はユーハバッハとの戦いで滅却師の能力を発動させ、ユーハバッハの斬撃を受けても防御することができていました。

【ブリーチ】黒崎一護の父親、一心の正体は?ユーハバッハが本当の父? まとめ

藍染戦で死神として姿を現し、その力の本領発揮を期待されながら、その後の本編で最後まで卍解の姿を見ることができなかった黒崎一心。できればスピンオフでもいいので、一心の卍解を観たいと思うのは私だけではないはず。

「一心が死神だった」「一護にはユーハバッハの血が流れていた」という設定を“後付け”と考える方もいるようなのですが、私は違うと思います。ブリーチがどれだけ綿密に練られたストーリーであるかは、別の記事から垣間見ることができますので、よろしければそちらもどうぞ。

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