【ブリーチ】一護の名前には由来があった?兄妹の名前に隠された伏線とは

漫画

ブリーチ(BLEACH)に登場する「黒崎家」には三人の子供がいますよね。「一護」「遊子」「夏梨」をカタカナにすると、全てフルーツの名称であることはすぐに分かります。でも実は、これらの名前は別の由来があるんです。

今回は黒崎一護、そして妹の遊子・夏梨の名前に隠された由来をご紹介します。これを知ると、「ブリーチって思いつきで話を作っているのでは?」なんて言えなくなりますよ。

※こちらの記事ではネタバレを含みます。

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【ブリーチ】一護の名前の由来 「〇〇であること」を表す

ブリーチを語るうえで、各キャラクターに使用される、あるいはキャラクター自身が使用する「言語」については非常に重要です。

・人間:日本語
・虚(ホロウ)と破面(アランカル):スペイン語
・滅却師(クインシー):ドイツ語
・完現術者(フルブリンガー):英語

使用される言語が様々なので、ブリーチを“オサレ”なんて言う人もいるみたいです。

これを踏まえて、話を「一護」という名前に戻しましょう。

ネタバレになりますが、黒崎一護は虚でもあります。そして最終的に黒崎一護は滅却師(クインシー)の血を受け継いでいることも明かされます。

私も最初は、「クインシーの力とかさすがに後付けでしょ?」と思いました。でも違ったんです。

ブリーチの作中には、「15(イチゴ)」という数字が度々登場します。例えば一護のTシャツに15と書かれていたり、一護の部屋のドアに15と書かれたプレートが掛けられていたり。一旦フルーツの苺は忘れて、「一護という名前は15という数字を表している」と考えてみましょう。

虚が使う言語はスペイン語です。一護も虚の一面があるので、15という数字をスペイン語で読んでみます。スペイン語で15は“quince”というそうです。そう、この言葉は“滅却師(quincy)”という単語とほぼ一致します。つまり物語の最初から「一護はクインシーでもある」という設定だった可能性があるんです。

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【ブリーチ】一護の妹、夏梨の名前の由来

一護の名前の由来で、こじつけ感を感じる方もいるかと思います。でも二人の妹の名前にも同様にフルーツと別の由来があるのだとしたら、より信じられるのではないでしょうか。

二人の妹ですが、両者には一つ明確な違いが設定されています。夏梨は霊が見えますが、遊子はほとんど霊が見えません。この設定と名前にどんな関係があるのでしょうか。まずは霊が見える夏梨から説明します。

作中で明確には語られていませんが、夏梨は完現術者である可能性が高いと言えます。漫画10巻の巻末に掲載されている番外編「カラクラスーパーヒーローズ」の中で、夏梨の蹴ったサッカーボールが虚を吹き飛ばすシーンが登場するからです。通常の人間が蹴ったボールでこのような事が起こるとは考えにくく、夏梨が特殊な能力を持っていると考える方が妥当でしょう。またクインシーのような能力も持っていないことから、あるとすれば完現術者しかありません。

ここで登場するのも、冒頭で説明した「言語」です。完現術者の言語は英語。

英語でカリンは”Chinese quince”というそうです。ここでも“quince”という言葉が出てきますね。ここから、「夏梨はクインシーによく似た別のもの」と言うことができそうです。だから霊が見える、というわけ。

【ブリーチ】一護の妹、遊子の名前の由来

最期に遊子ですが、遊子は普通の人間です。兄弟の中で一番霊感が弱く、見えたとしてもボンヤリとしか見えません。この設定を基に、一護や夏梨のように他の言語で表すとどうなるのか考えてみましょう。

私も今回初めて知ったのですが、柚子という植物は他の言語で訳しても“Yuzu”なんだとか。このことから、遊子は特殊な能力を持たない人間という設定だということが予想できます。

【ブリーチ】一護の名前の由来 まとめ

一護だけだとこじつけ感があるかもしれませんが、兄妹全員が「言語」という法則で別の意味を含んでいるとなると信憑性が増すのではないでしょうか。

藍染惣右介との戦いで作品が終わらなかった時「引き延ばしだ」という声もありましたが、もし名前の理由が本当なら作品の結末は最初から考えられていたと言えるでしょう。

もう“オサレ”なんて言えません。久保先生、さすがです。

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