このたび、悩みに悩んだ末にシステム手帳を買い替えました。「ASHFORD ルガード スクエアバック A5 15mm note ワイン」という手帳です。購入の決め手となったのは、「180度開く手帳が欲しかったから」。
今回は完全に自分の備忘録としてですが、購入に至った経緯とこの手帳の魅力を紹介したいと思います。
システム手帳が180度開くことの重要性
180度開くシステム手帳です!
てコピーを見たんだが、開かないシステム手帳ってあるの…?— まきむらひろき (@daiki_m) July 25, 2019
かつて綴じ手帳とノートを併用していた時、私も同じように思っていました。書く為の道具なんだから、180度開いて当たり前だと。
しかし実際のところ、本革製の多くのシステム手帳が180度開かないんです。理由は閉じた時をベースに外側と内側の革が貼り合わされている為、開いたときに内側の革がつっぱってしまうから。
180度開かないということは、「机で文字を書く時に常に片手で押さえていないと書けない」ということです。ただでさえリングの関係で綴じ手帳より書きにくいと言われるシステム手帳でこれは致命的。いくらリフィルの入れ替えでカスタマイズできるからと言って、根本的な“書く”という事にストレスがあるのは耐えられませんでした。
それでも2年ほど、180度開かない革製バイブルサイズのシステム手帳を使用していましたが、今回A5サイズに変更しようと思い立ち、候補選びの条件としたのが「180度開くこと」でした。
新品の状態で180度開く手帳にする為には、
①1枚革で作る(外側と内側で革を貼り合わせない)
②柔らかい革を使用する
③構造で対策する(スクエアバック)
のいずれかの方法が必要かと思います。
①については「KNOX PLOTTER(ノックス プロッター)」が有名です。1枚革の為比較的ソフトで、180度を超えて360度折り返して使用することもできるくらい。私も一時期しようしていましたが、立って書くこともある私には少々柔らかすぎでした。
②は「IL BISONTE (イル ビゾンテ)」の手帳がその代表かと思います。土屋鞄製作所のトーンオイルヌメシリーズも同様ですね。使い込んで革がクタっとなるのが素敵です。
引用:https://tsuchiya-kaban.jp/
私も検討中に迷ったのですが、今回はA5サイズの手帳を探していたため候補から外れました。ソフトな風合いの本革でA5サイズってなかなか無いんですよね。
というわけで、検討の結果「③構造で対策(スクエアバック)」で候補を探すことにしました。
システム手帳が180度開く為の「スクエアバック」
スクエアバックや180度ぺたっとなるシステム手帳が好きなんでござる
— みらぶー🦆 (@miraboo44) November 19, 2019
引用:https://www.ashford-style.com
スクエアバックとは、折りたたむ部分の革を分割することで内側の革が開いた際につっぱるのを防止する構造のことです。閉じた状態はプラスチック製のバインダーのようで、角があることからこのように呼ばれています。
スクエアバックの手帳では圧倒的に「ASHFORD(アシュフォード)」が有名です。私の購入した「ルガード」の他にも「レクタングル」など、スクエアバックを採用した複数のモデルがあります。
開閉で曲がる部分以外は通常通りに表と裏で革が貼り合わされていますので、表紙は硬い状態を維持することができます。むしろ曲がらない部分は通常の革製システム手帳より硬く、ノックするとコツコツと音がするくらい。立ちながら書く場合と机に向かって書く場合の両方において、ストレスなく使用することができます。
システム手帳が180度開くという幸せ
購入して間もないですが、とても満足しています。毎日の小さなストレスから解放されるだけで、こんなにも書くことが楽しくなるなんて。これからこの手帳とは長い付き合いになりそうです。
A5サイズのシステム手帳の使用感、またこの手帳の詳細なレビューは別の記事で紹介したいと思います。
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