【ブルーピリオド】龍二は女?男?

成績優秀でもどこか虚無感を感じながら暮らす高校生・矢口八虎(やぐちやとら)が、美大を目指して奮闘する姿を描く「ブルーピリオド」。
この記事では、登場人物の鮎川龍二(あゆかわりゅうじ)は女なのか?という疑問に対する答えと、そこから見える物語のメッセージを考察します。

ずっと海野の性別は男だと思ってた

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ブルーピリオドの鮎川龍二は女?

腰まである長い髪と綺麗な顔立ち。鮎川龍二の性別は“男”です。いわゆる女装男子。心は乙女なようです。

本名で呼ばれるのを嫌う龍二は、周りから「ユカちゃん」の愛称で呼ばれています。ちなみに「ユカちゃん」の由来は「あゆかわ」の苗字からとったもの。

龍二は本名で呼ばれるのを嫌います。ちなみに「アユちゃん」じゃないのは、ユカ本人が浜崎あゆみを神様扱いしているからなんだとか。

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「ブルーピリオドの龍二」が女装するのは何のため?

龍二(ユカ)は作品の中で、このような言葉を残しています。

「世間が良いっていうものにならなきゃいけないなら俺は死ぬ」

男性だから髪は短くしなきゃいけない、スカートを履くのはおかしい…
”世間”というひとつの価値観に対し、龍二は自分の生き方で問題を示そうとします。

上着は学ラン、下はスカートにニーハイ。見た目で男性にも女性にもカテゴライズされたくないという意思を感じます。でもどちらかというと女性寄り…絵を描くときはエプロン姿ですし。

一方で(ネタバレになりますが)本編では後に龍二が自分を「俺」と呼ぶスタイルから「アタシ」と呼び変える場面があることから、龍二自身も生き方に迷いや葛藤があることが描かれています。

自分の悩みや視点、考えを思いっきり作品にぶつける。本編の中ではそんな、個々のキャラクターの”弱さ”を明らかにしたうえで、それを受け入れ克服していく姿を描いています。「絵を描く」ということで、画力の上達と一緒に人間的にも成長していくところも大きな見どころです。

自分の弱さとの向き合いかた。それこそが「ブルーピリオド」で読者に示したかったメッセージなのではないでしょうか。勝手に裏テーマと思って、物語の続きと各キャラクターの成長を楽しんでいます。

「ブルーピリオド」は嫌いですか

ブルーピリオドの龍二は女? 終わりに

単なる青春漫画ではない。恋愛や友情が全てではない。当たり前だと思っていた”普通の価値観”に疑問を投げかけ、乗り越えることで自分を更に強く成長させる…。

「ブルーピリオド」はそのストーリーを通して、現代の若者に自分らしく生きる意味とその方法を示すバイブルとなるのかもしれません。

「ブルーピリオド」は実話なの?

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