【推しの子】「つまらなくなった」は本当?囁かれる理由とは

推しの子

テレビアニメ化も決まり勢いに乗る【推しの子】ですが、ネット上の意見では「つまらない」「つまらなくなった」という声もよく目にします。

今回は「元々好きだったけれど、最近つまらなくなった」と感じる人が物語のどのあたりで多いのかを考えてみたいと思います。

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【推しの子】がつまらなくなった  キャラクター設定が崩壊していると感じたとき

【推しの子】はどちらかというと、キャラクターの個性を活かした物語というよりはストーリーに重点を置いていて、キャラクターの設定はストーリーに沿う形で成り立っているように感じます。

代表的な例が、主人公の星野アクア。

星野アクアは転生者であり、前世は30代の産婦人科医でした。物語の序盤こそ転生者の特徴を活かし、幼少期でありながら大人びた性格で常に冷静なキャラクターとして描かれていたと思います。

しかし物語が舞台編に突入すると、そのキャラクターが失われることに。感情的な演技ができない理由は「目の前で母であるアイが殺害されたことでPTSDになった」という設定に置き換わってしまいます。

アクアの弱い部分をみせることで読者の共感を誘ったのかもしれませんが、それでは転生者ゆえの大人らしさという設定に対して矛盾が生じてしまいます。

舞台編が完結してからも、アクアのキャラクター設定は迷走を続けることに。

アクアが自分自身の幸せを考えるようになるのですが、ここで当初の設定である「アイの復讐のためにすべてを懸ける」という執念が無かったことのように扱われてしまいます。アイの携帯電話のパスワードを解除するために実に4年もの歳月を費やしたにもかかわらず、です。

「中身はオジサンなのに、どうしてこんな思考になるんだろう」と考えてしまう読者にとっては、【推しの子】に対する熱が冷めてしまうきっかけになってしまうのかもしれません。

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【推しの子】がつまらなくなった  ストーリーについていけない

もともと【推しの子】は、芸能界を舞台にした復讐(サスペンス)ものの作品と認識していた読者も多いのではないでしょうか。

しかし肝心の復讐という面ではあまりにも展開が遅く、話が進むにつれて恋愛感情だったりキャラクターの成長を描いたりと、話の方向性がイマイチ読者に伝わらない展開も少なくありません。

「ストーリーについていけない」というよりは、進む方向がどこなのか分からないイライラから、離脱してしまうケースがあるような気がします。

また読者が好きになったキャラクターが、読者の期待するストーリーで扱ってもらえないことに不満を抱く場合もあるようです。

【推しの子】はつまらなくなったのか まとめ

実際のところ、「つまらなくなった」という意見が挙がる一方で「面白くなってきた」という意見も出ているのが事実のようです。ただネット上だとどうしても、批判的なコメントがよく目につくのはどんな場合でも共通していることですよね。

個人的には「面白くなってきた」という感情の方が強いです。キャラクター設定が崩壊という意見も理解ができますが、あくまで崩壊したのは”自分が想像していた”キャラクター設定なのであって、作者が描いたのは最初から違ったのかもしれません。

【推しの子】は どちらかというと、連載開始前からしっかりとストーリー展開が考えられている作品と感じます。テレビアニメ化まで作者側が想像していたかどうかは不明ですが、アニメ化されることでストーリーが違った印象になる可能性もあるかと思います。

「つまらなくなった」と早々に離脱せず、原作漫画とテレビアニメで、自分が受ける印象の違いを楽しむのも良いかもしれませんね。

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