2023年春にはアニメ化も決定している【推しの子】ですが、原作漫画の一部読者からは「気持ち悪い」との評価がされているようです。
原作漫画の発行部数も伸びており、ますます勢いに乗る【推しの子】ですが、「気持ち悪い」と言われる理由は一体何なのでしょうか。
今回は【推しの子】が気持ち悪いと言われる理由について考えてみたいと思います。
【推しの子】が気持ち悪い 理由①アイの死
推しの子読んだはいいものの一巻でアイ死んでてショックにゃぁ
二巻から読めそうに無いにゃあ
— 裏垢JK♡(あたりめのサブ) (@JK78603286) January 6, 2023
カリスマアイドルであるアイが極秘出産、という展開から始まる物語ですが、1巻中盤にして アイは死亡してしまいます。しかもストーカー化したファンに刺されて、という生々しい展開。
タイトルからは想像できないダークな展開となっている【推しの子】は、そのリアリティさからか受け入れられないという感想を抱く方も多いみたいです。
更にはアイを担当していた主人公のゴローも殺害されてしまうという鬱展開のため、物語序盤で「気持ち悪い」となってしまうのかもしれません。
物語の要所ではアクア(ゴローが転生したアイの双子のひとり)の回想シーンでアイが刺された時のシーンが登場するため、読者は嫌でもアイの死亡シーンを見ることになります。
アクアの復讐というサスペンス要素とアイドルの青春を同時に味わえる作品とはいうものの、そのサスペンス要素が刺さらない読者にとっては気持ちの良いものではないのかもしれません。
【推しの子】が気持ち悪い 理由②転生という設定
推しの子刺さらなかった
推しの子になりたい!って発想から気持ち悪いし何が面白いのかわからない— 腐ったみかん (@AOVNobigohCKxrn) October 13, 2022
アイが出産したのは双子で、どちらも前世の記憶を持っています。兄アクアの前世はアイの担当産婦人科医であるゴロー、そして妹ルビーの前世は難病を患いこの世を去ったアイドルオタク( アイ推し)のさりなです。この設定があるため、二人は赤ちゃんの段階から言葉を話すことができます。
アイの死をはじめとしたサスペンス要素はとことんリアリティがあるのに、転生という設定がどうしても受け入れられないといった意見は少なからず存在します。
転生してこその【推しの子】だとは思いますが、その設定に拒否反応を示してしまう読者がいるのは事実のようです。
【推しの子】が気持ち悪い 理由③ストーリー
推しの子なあ…
面白さの中になんか作者の思想が見え隠れするのが気持ち悪いんだよなアレ— くろぬえ (@Sir_nuen) October 12, 2022
【推しの子】否定派の意見の中には、「ストーリーの中に設定を詰め込みすぎ」というものもあるようです。
その設定というのは、例えば次のようなもの。
・子が親の復讐を果たそうとするサスペンス
・ルビーがアイドルを目指す青春もの
現実世界でもありそうな無さそうな、ギリギリのラインを攻めているような感じですが、既にその設定だけでお腹いっぱいという読者も少なくないかと思います。
【推しの子】肯定派の意見は?
いやぁ、推しの子、ガチで面白いわこれ。設定考えた人は神かなんかなのか。
— 柳本純一郎 (やなじゅん) Junichiro Yanagimoto (@JY_hrd_market) October 27, 2022
久々に新しい漫画に手を出そうと思い、超話題作「推しの子」に手を出したら、まんまとドハマリして8巻まで一気読み。おそるべき構成と展開、読者を沼らせるキャラ設定の妙。多くの例に漏れず重曹ちゃん推しだが、あかねちゃんにも当然惚れ込み、作中の彼女たちと同じく翻弄される始末… #推しの子 pic.twitter.com/04i3PL4zGz
— ばなな木坂丸 (@bnngzmimikch) August 6, 2022
否定派の意見はおおむね物語の設定の部分に集中していますが、肯定派が絶賛するのもまた物語の設定の部分。恐らく設定が受け入れられるかどうかで物語に引き込まれるかどうかが決まるような感じですね。
1巻を読んでその展開から「気持ち悪い」と感じた方の中には、読み進めることで次第にハマっていった方も多いようです。
前に推しの子3話くらいまで読んだ時は気持ち悪いしどこが良いのか理解不能で読むのやめたんだけどアニメ化するってんで読み進めたら割と面白かったわ!
あと犯人は社長だと思う!
— 閃光のなおLLD (@NaoLLD) June 11, 2022
アニメ化されるというのはそれだけ人気がある証拠ですし、1巻を読んで「気持ち悪い」と感じた方ももう一度読み直してみても良いかもしれません。
【推しの子】「気持ち悪い」は本当? まとめ
【推しの子】が気持ち悪いという意見は作画などではなく、概ね物語の設定の部分について語られているものだということが分かりました。
「復讐サスペンス」と「アイドル青春物語」が同時に楽しめるというのは【推しの子】だからできるストーリー設定のため、熱烈なファンを獲得する一方で一部の読者には受け入れにくい、言わば諸刃の剣のようなもの。
それでも【推しの子】はその設定を上手くミックスしている傑作だと個人的には思います。
アニメ化によってどこまで人気が加速するのかも、今後の楽しみのひとつですね。
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