「スパイファミリー」はコミカルな内容と裏腹に、伏線の多いマンガとしても有名なんだとか。
今回はスパイファミリーの伏線を、アニメで登場する部分を中心に紹介します。
【スパイファミリー】伏線① アーニャとボンドは同じ研究所出身?
孤児院に引き取られる前、アーニャはある研究所で「被検体007」と呼ばれていました。人の心を読める超能力者として育てられていたわけです。一方ボンドはプロジェクト“アップル”という研究の被検体8号。投薬を受け、未来予知能力の研究のために飼われていました。
私はアーニャとボンドのおかれていた研究所は同じなのではないかと思っています。その伏線となっているのが「アーニャとボンドそれぞれの回想シーン」。
コミックスを見てもらうと分かるんですが、アーニャに「勉強の時間だよ」と言っているのと同じ人物が、ボンドに電気ショックを与えているように見えるんです。メガネや髪型が完全に一致しています。
アーニャが育てられた研究所については、まだほとんどの情報が明らかになっていません。ただこの研究所職員が同一人物だと仮定すると、アーニャに行われていた研究は東国側のものであると言えそうです。(ボンドのプロジェクト“アップル”は東国側の研究だった)
ボンドの研究はIQの高い犬を作り出すのが目的だったようですが、未来予知という能力は本来、言葉を話せる人間が持ってこその能力だと思います。人間の被検体を使う前の動物実験として、ボンドをはじめとした動物が研究の対象になっていたと考えてもおかしくありません。
今後この伏線を使って、どのような展開が予想できるでしょうか。
私は「他の能力者(または動物)がロイド、またはヨルの任務に立ちはだかる」のではないかと思っています。アーニャの他に人間の被検体は最低でも6人、動物は7匹が研究対象だったと推測できます。例えば“未来予知できる人間”が登場するとか、どうでしょうか。
【スパイファミリー】伏線② アーニャの母親は生きている?
イーデン校の入学試験の際、面接官から「今のママと前のママのどっちが好きか」と聞かれたとき、アーニャは思わず涙を流します。
このシーンにも、実は伏線が隠されているのではないかと思うんです。
涙を流すということは、どっちが好きか選べない、または今隣にいるママよりも生みの親である“前のママ”の方が本当は好き、のどちらかという事になります。
学校に入学するため6歳と偽っていますが、アーニャの実際の年齢は4歳か5歳。かつて「好きだった」という感情を抱くということは、少なくとも2歳あたりの段階ではママは生きていたはず。研究所で勉強するように言われていたのが3歳くらいだと仮定すると、アーニャのママは研究所で一緒に暮らしていたのかもしれません。
【スパイファミリー】伏線は回収されるのか?
ひまだからスパイファミリー読み返してたけどこの何気ない一コマが伏線になる気がしてる(なってほしくないけど) pic.twitter.com/Ow90zHJ18X
— ヤマダ (@yamadapoke) August 16, 2021
今回はスパイファミリーの中でも、特にアーニャに関する伏線を紹介しました。
登場人物全員が“ワケアリ”なマンガなので、実際は伏線もたくさんあります。とはいえすべての伏線を回収していたらいつまでも終わらない作品になるかと思うので、完全に謎が解けるという展開にはならないような気がします。
伏線なのか?どうなんだ?と考えながら話の展開を待つのも楽しいですよね。
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