私は現在、A5サイズのシステム手帳(6穴)を使っています。でもA5サイズといえば、ルーズリーフ(20穴)もありますよね。
今回はシステム手帳とルーズリーフの特徴を比較し、私がシステム手帳に落ち着いた理由を解説します。
【A5】システム手帳とルーズリーフに互換性はある?
システム手帳とルーズリーフに互換性は無いようです。ルーズリーフには20もの穴が開いていますが、残念ながらシステム手帳の6穴とはピッチ(間隔)が微妙に違います。システム手帳の穴のピッチがちょうどルーズリーフのどこかの穴に合えばよかったんですが。
互換性が無いということは、システム手帳には市販のルーズリーフが、ルーズリーフのバインダーにはシステム手帳のリフィルが挟めないということ。では次に、両者の「バインダー」と「リフィル」の特徴を比較してみましょう。
【A5】システム手帳とルーズリーフ バインダー比較
まずはバインダー。バインダーの役割は何といっても「リフィルを挟む」のが第一です。ではシステム手帳とルーズリーフで、「挟む」という点でどんな違いがあるでしょうか。
一番違うのは、挟めるリフィルの最大量かと思います。システム手帳は用途に応じ、A5サイズの場合はリング内径11mm~30mmまで様々なサイズが展開されています。一方でルーズリーフはそこまでサイズ展開は多くなく、ほとんどが内径20mm程度となっています。
内径20mmの場合、挟めるリフィルの枚数は150~200枚ほど。これは挟むリフィルの1枚あたりの厚さにも左右されます。リング径が大きくなるほど収納枚数が増えますが、背反として「見開き左側のページに書く時手にリングが当たって書きづらい」という問題が発生します。またリングが大きくなるほどバインダー自体の体格が大きくなりますし、重量も増加します。ちなみに重量に関して言えば、ルーズリーフの方が材質の関係で若干軽い傾向が。自分の使用目的(持ち歩き重視か、収納枚数重視か)に合わせて検討すると良いと思います。
バインダーには単にリフィルを挟むという役割の他に、「相手に印象を与える」という役割もあると思います。私たちの生活において、自分ひとりだけで生きていけるケースは多くありません。誰かと共存する以上、相手に与える印象で過程や結果が変わることはよくあります。ならば印象は良くしておいた方が何かと得というもの。
システム手帳のバインダーは種類が豊富で、数百円の安価なものから数万円する高価なものまで揃っています。社会人の方に特に人気なのは、本革製のバインダーでしょうか。対してルーズリーフには、本革製のバインダーがほとんど無く、プラスチック製が多いですね。
社会人が革製とプラスチック製どちらのバインダーを使用するべきかと問われたら、私は断然革製を使用することをオススメします。イメージとすると、大人が履くのはフォーマルな革靴か、カジュアルなスニーカーかというのと同じ類です。革製の方が圧倒的に“ちゃんとして”見えますし、良い印象も与えやすくなります。
特にこだわらない場合、ブライドルレザーやコードバン等、数万円する本革製のバインダーを選ぶ必要はありません。最近は合皮でも十分に質感の高い手帳はたくさんあります。
ちなみに私が現在使用するバインダーは「ASHFORD ルガード スクエアバック A5 15mm note ワイン」というものです。別の記事では、この手帳の特徴も書いていますので良ければご覧ください。
【システム手帳】180度開くという幸せ。【ASHFORD ルガード】
【A5】システム手帳とルーズリーフ リフィル比較
比較項目は「紙質」と「フォーマット」の2つです。
まずは紙質。システム手帳のリフィル万年筆のインクが裏抜けしにくい厚手の紙、バインダーへの収納枚数を追求した薄い紙、紙の繊維が荒い・細かいなど様々な種類があります。自分が使うペンに合わせて好みの書き心地を追求するのもシステム手帳の醍醐味だったり。一方でルーズリーフはそこまで紙質にバリエーションがあるわけではありません。主に勉強用途に使うルーズリーフには、そこまでの趣向性が求められないのかもしれませんね。
紙質によって、影響が出るのは値段です。同じ100枚で比較した場合、システム手帳のリフィルは300~1000円ほどと、紙質によって大きな差があります。一方でルーズリーフの多くは200~300円ほど。とにかくたくさん書きたい、という方はルーズリーフの方がコスパが良いかもしれません。
次に「フォーマット」について比較してみます。システム手帳は元々スケジュール管理を目的としていましたので、ルーズリーフに比べ圧倒的にスケジュールリフィルが豊富です。マンスリー、ウィークリー、デイリーと様々なフォーマットから好みのものを選べます。ルーズリーフは基本「ノート」ですので、スケジュールを記入するリフィルはあまり種類がありません。
ノートリフィルについては両者互角といったところでしょうか。無地、横罫、方眼といったメジャーなものはどちらのバインダーにも存在します。議事録作成に特化したリフィルや、ToDoを記入する専用のリフィルという面では、システム手帳の方が充実しているかもしれません。
【A5】システム手帳とルーズリーフ、使うならどっち?
まとめると、
バインダーは使用目的と自分の立場(相手にどんな印象を与えたいか)で選ぶ。重量やノートとしての手軽さを追求するならルーズリーフ。収納枚数にこだわりがあったり、大人な自分を相手に印象付けたい場合はシステム手帳を選ぶと良い。
スケジュールリフィルを使う予定があるならシステム手帳がオススメ。ノートとして割り切って使うならルーズリーフの方がコストパフォーマンスが高い。
私の場合、スケジュール管理とノートを1冊のバインダーでまとめたかったのと、主に仕事で使う場合を想定して本革製のシステム手帳を選びました。バインダーと形式は一度買うと長い付き合いになるかと思いますので、自分の使用目的とイメージをよくすり合わせて検討されると良いと思います。
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