「アオアシ」の考え方をビジネスに活かす

私はサッカーには詳しくないのですが、マンガ「アオアシ」は大好きです。なぜならサッカーだけでなく、対人関係やビジネスにおける「考え方」を学べるから。

今回は「アオアシ」のどんな考え方がビジネスに活かせるのか、考えてみたいと思います。

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【アオアシ】ビジネスに活かせる考え方① 課題の明確化

主人公の葦人はエスペリオンユースに入団してから、いくつもの“壁”と向き合います。何度となく壁を乗り越えて成長する姿は、日々ビジネスで様々な困難に直面する読者にとって心を揺さぶられるものがあると思います。

葦人が壁を乗り越えられる、その理由はなんでしょうか。

「問題解決手法」などでは、まず最初に「問題の明確化」が必要となります。問題とはつまり、組織の目標、あるいは自らが描く“あるべき姿”と現状のギャップのことです。アオアシではユースに入団後、まずチームの求めるレベルと葦人の能力との差が、葦人自身にとって「問題」となりました。

なぜ葦人が自身の成長によってその差を縮めることができたのか。私は葦人が「課題の明確化」をすることができたからだと思っています。

問題が目標と現状のギャップであるなら、課題の明確化とは何がそのギャップを生み出しているのか、ギャップが発生している「場所」を特定することだと思います。葦人の場合、チームのレベルと自分の間に発生しているギャップは身体能力なのか、知識なのか、技術なのか。葦人は問題をブレークダウンし、どこにギャップの場所があるのか考えてから対策や練習をしたからこそ、そのギャップを埋めることができたのではないでしょうか。

以前の私はビジネスにおいて、問題の明確化のあとすぐに「なぜなぜ分析」で真因を特定しようとしてしまっていたのですが、うまくいかない事が多かった気がします。なぜなら「課題の明確化」が十分にできておらず、具体的にどこが自分の取り組まなければならない場所なのか特定していなかったからです。

まずは“どこが”起点となって問題が起きているのか、その課題を明確にしてから、目標設定と真因の特定をすることの重要性を学びました。

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【アオアシ】ビジネスに活かせる考え方② 言語化の重要性

葦人の考える姿もとても勉強になりますが、同じくらい福田監督の指導も勉強になります。

福田監督は葦人に必ず、感覚でやっていることを「言語化する」ことを求めます。言語化することで感覚を自分の頭で整理し、本当の意味で自分のものにすることができるからなんだとか。

自転車の乗り方と違い、ビジネスにおいて1回感覚でできただけでは次回別のシーンで同じことができるとは限りません。言語化することで「パターン化」して脳に記憶させることができ、様々なシーンに応用できるようにすることができます。

ただ、相手を“指導”するときに行う言語化は少し注意が必要です。

福田監督は選手に対し、課題を克服するための「手段」は言葉で伝えますが、「答え」は決して教えません。あくまでも選手自身が考え、自分で言語化して答えにたどり着く事を求めます。ビジネスにおいても部下や仲間の成長を促す際は、この福田監督の指導方法は参考になると思います。

指導方法といえば、福田監督はどのように選手とコミュニケーションをとり、選手とチームの成長を促しているのでしょうか。またそこから、私たちが日常生活に活かせる教訓はないでしょうか。別の記事では、物語の重要なターニングポイントである、「葦人をDFに転向させる」シーンで福田監督が使ったある方法について紹介しています。よろしければ下のリンクからご覧ください。

葦人をDFへ転向させた方法

【アオアシ】ビジネスに活かす まとめ

今回はビジネスにおいて一人のプレイヤー、または指導者として「アオアシ」から学べることをご紹介しました。こんなに勉強になるマンガがあるんだな、と驚いてしまいます。

何度も読み返すことで言動一つひとつの意味を知れば、どんどん参考になる事が出てくる気がします。その時にはまた、思った事を記事にしていきたいと思います。

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