マンガ「ブルーピリオド」の予備校で登場する桑名マキ。残念ながら東京藝大の試験は不合格となってしまう彼女ですが、そこには姉の存在が大きく関係しています。
今回は桑名マキ不合格の事実と姉の関係性を考察します。
【ブルーピリオド】桑名マキの姉はどんな人物?
・マキの姉(ユキ)は藝大に現役合格、しかも主席という超エリート!
桑名マキの家族は全員藝大出身なんだとか。その中で唯一物語中に登場するのがお姉さん。
その肩書きはなんと現役で藝大主席合格というスゴイもの!他人の絵を観るのが趣味の橋田悠がこの情報を知っていることから、予備校生の中では有名な話みたいですね。
マキの姉の名前はユキ。年齢も正式には公表されていませんが、おそらくマキの2歳年上なのではと考えています。
年齢推測の理由次の3点。
・橋田がマキの姉のことを「数年前の合格者」と言っている
・マキの自宅での会話から藝大在学中と推測できる
・二人が同時に同じ予備校に通っていた時期がある(大場先生の言葉より)
お姉さんはマキに、予備校の絵画コンクールで「1位をとるな」というアドバイスをします。なんでも絵画コンクールで1位をとると、その年の藝大受験に落ちるというジンクスがあるんだとか。
【ブルーピリオド】桑名マキの姉が受験にどう影響?
・姉の存在がマキの最大の武器、「戦略」のジャマをした?
もちろん公式の受験において、合否は他者がどうこうできるものではありません。また姉ユキが物理的に受験のジャマをしたわけではありません。むしろ姉なりに、妹を応援していたはず。
では一体、姉の何がマキの受験に影響したのか。それは大葉先生のこんな言葉から推測できます。
「一人でずーっとお姉さんを意識してんのよ」
大葉先生が言うには桑名姉妹が同時に予備校に通っていた時、先に絵の才能を開花させたのはマキの方だったようです。桑名姉妹の絵に共通する特徴も、先に描いたのはマキ。
しかし当然ながら、受験は姉ユキが先になります。どうやらユキは無意識のうちに、マキが発明した「絵の戦略」をマキより先に世間に公開してしまったのでした。それ以来マキの中で、「自分の絵は姉の作品に似ている」という先入観が芽生えるようになります。
本来自分のものである戦略の一つを、姉に似てしまうからという理由で意識してしまって自由に使えない。自分の絵を一歩引いたところから眺めて分析できる能力がありながら、頭の中では「姉に似ていないか?」という先入観を拭えない…。
結果としてマキは最後まで先入観を持ったまま受験にのぞみ、不合格となってしまうのでした。
【ブルーピリオド】桑名マキと姉 まとめ
兄弟って難しいですよね。同じ道を進むと、比べずにはいられない。マキの気持ちはとても現実的で、胸が痛くなります。
八虎が大学に入学した後にも、姉ユキが登場するかもしれませんね。追加情報がキャッチできたら、また記事にしたいと思います。
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